猫の心筋症

2026年03月05日

★猫の心筋症

心筋症はこれといった理由もなく起こる心臓の筋肉の病気です。
一部の心筋症においては、遺伝が関わっているとされてますが、まだ未知の要因があるとされ、発症要因ははっきりとしていません。

 

心筋症は、『肥大型心筋症』『拡張型心筋症』『拘束型心筋症』『不整脈原性右室心筋症』『分類不能型心筋症』
という5タイプに分かられます。

 

今回は『肥大型心筋症』について書いていきます。

肥大型心筋症は文字の通り、心臓の筋肉が肥大し、心臓内の血液を貯める部分が小さくなってしまう疾患です。そのため全身に送り出す血液の量が減ったり、または心臓に血液が戻って来づらいといった病態を起こします。
進行した場合には、心臓に戻ってこれない血液が体の中でむくみを出します。
ネコちゃんでは、そのむくみが肺に出てしまい呼吸困難になったり、胸の中に水が溜まってしまうことが多いです。運動すると呼吸が荒くなりやすいなどの症状は要チェックです。

この疾患は、平均的には6歳前後で診断されることが多いとされます。(6か月~老齢と様々ですが)とされています。また男の子に多いともされます。症状の進行スピードはその子その子でまちまちであるため定期的なチェックが大切な疾患です。

治療:残念ながら現在、根本的な治療は存在しません。
そのため、その子の病態・病期に合わせたお薬を使用し、QOLの改善や合併症発症の予防、進行を予防することが大切な疾患です。