2026年03月05日
★ネコの拘束型心筋症★
前回はネコの肥大型心筋症について書いていきましたが、今回は拘束型心筋症です。
ネコちゃんに発生する心筋症で2番目に多い心筋症とされています。
診断機器の進歩や獣医学の進歩により診断されることが多くなってきている疾患です。
体に血液を送る心臓の心室という部分が硬化してしまい、広がりづらくなる心臓病です。
確定的な診断には心臓の詳細な検査が必要になり、生前にはっきりとした診断を受けることが難しい病気です。
この病気は様々な要因が関係しおこることが考えられておりますが、現時点では明確な原因は不明とされています。
炎症説やウイルス説、自己免疫疾患など、さまざまな疾患が関与しているのではとされていますが、いまだ結論を見ません。
診断のためには心エコー検査や胸部レントゲン検査、心電図検査が大切になります。
前述いたしました通り確定的な診断までは難しいのでですが、強く疑いを持つことができます。
治療は、その子の心臓の状況を見て、負担を下げるような治療を実施します。
心臓病は診断名は一緒であっても、その子その子で心臓の一番負担がかかっている部位は異なっています。
特に拘束型心筋症はその特徴が顕著な心臓病です。
残念ながら完治させることは難しい病気ですが、症状の緩和、生活の質の向上のため、治療を実施していきます。

