犬の拡張型心筋症

2026年03月05日

★犬の拡張型心筋症

ワンちゃんにおきる心筋症の中で発生が多い疾患です。

中型犬~大型犬(ドーベルマン、グレートデーン、アイリッシュウルフハウンド、コッカ―スパニエル)に多い疾患とされますが、日本では小型犬さんでも発生が知られます。
原因は、環境要因や遺伝要因が関連していると考えられています。


症状は大きく分けて2つに分類され、
①全く無症状で偶然発見されるケース
②咳や失神などの症状が現れてから見つかるケース
があります。

➀の場合では心雑音、脈が速いなどの身体検査での発見が大切になります。そのため、聴診器の検査で異常があった場合には早期にエコー検査を受けてもらうことが推奨されます。
特定の犬種での研究データですが、早期の治療を実施することで発症までの時間を延ばすことが知られています。

②の症状が出ている症例は、より一層、早期の治療が必要となります。うっ血の兆候が強く出てしまい、肺水腫、腹水や胸水といった症状がでてきます。

 

いずれのケースでも早期診断が大切になってきます。
診断のためにはエコー検査が重要です。
そのため、中型~大型犬さんでは中齢になった際には動物病院で1度聴診を受けるようにしてみてください。