飼うときに

2026年03月09日

どんなわんちゃんがいいか決まったら次は実際に迎えることになりますね。
いざ飼おうとなったら大切な注意点は以下の3つ

 

1、 どこから入手するか

2、 いつがいいか(時期)

3、 いつがいいか(時間帯)

 

1、どこから入手するか

入手ルートは大きく2つあります。

ひとつは、ペットショップなどからの購入
日本ではペットショップから購入するというケースが圧倒的に多いですね。
それ以外に、例えばブリーダーから直接購入することなど考えられますが、そのような形態の業者が多くないので一般的には馴染みがありません。
そもそも「犬を買う」とい形態自体が日本の特徴です。
そのため「犬を売る」お店も多く存在します。
ですから様々な“商品”と同じ様に犬も“流通している“と考えるとわかりやすいでしょう。
流通のどの段階で購入するかは消費者が決めることなので、飼い主としての犬へのこだわりがそこに出てくると思います。
ただし!
流通している商品ではありますが、犬は生きている動物です。
無機質な“モノ”ではないので無責任で安易な購入は避けてくださいね。
消費者としての目を持ってしっかりと見極めることが大切で、そういう意識が悪徳業者を。

ちなみに欧米ではお店の店頭で犬や猫を販売することは多くありません。
小さなケージの中で生活させることが動物の福祉に反するという考えからです。
特に子犬や子猫はある程度の時期までは母親や兄弟と離れ離れにしてはいけないことになっています。
日本でもこの「ある程度の時期」をめぐっては法律改正でも論判が続いています。

もうひとつは、知人や保護施設などからの譲渡
先述した欧米ではお店で購入することよりこちらのほうが主流になっています。
特に保護施設から譲渡してもらうことが一般的になっているようです。
日本ではこのような保護施設が多くありません。
また犬が成長してから飼い始めることに抵抗がある人が多いようです。
ですが、犬は子犬からではないと懐かないといった考えは迷信です。
逆におおよそ性格がわかっていることはどう成長するかわからない子犬よりも飼いやすく、
飼い主の生活スタイルに合うかどうかを見極めるためにもおおいに役立ちます。
保健所などに保護されたいきさつは決して受け入れられるようなものではありません。無責任な飼い主には怒りを覚えます。
でもそのような動物をきちんと保護して、きちんと譲渡する、しっかりした施設がこれから日本にも増えていくことを願います。
もちろんそのような動物に幸せな第二の生活を送らせてあげたいと思う飼い主も。



2、いつがいいか(時期)

注意点とは言ったものの、特にこの時期が理想ということはありません。
ただ飼い主の年齢や仕事や家庭環境などの生活スタイルを考慮したほうがいい場合があります。
大型犬を飼い始めた飼い主さんから次のような悩みを聞いたことがあります。
7月末に生まれたGR、ちょうど活発に動き回り、体も大きく成長してきた5ヶ月齢頃、
雪が降るようになりました。
飼い主さんは雪国にお住まいなので、犬の成長とともに外には雪が積もり始めたのです。
そう、お散歩の練習ができなくなってしまったんですね。
これは大変です・・・
ただでさえ大型犬で力が強く雪の中でのお散歩練習は危険も伴います。
そうはいってもお散歩をしない生活も考えられません。

そこまで考えて逆算して飼い始めることは難しいですが、予想したり対策したりする必要はありますね。
こうなることがわかっていたらもう少し小ぶりな犬種にすることも可能だったかもしれませんが、あらかじめ若いご家族に協力(散歩担当になってもらうこと)を頼んでおくとか、小さな子犬のうちから引っ張らないトレーニングを開始する(小さな子犬のうちでもトレーニングは有効です)とか対策を練ることができたかもしれません。


また子犬を飼う場合はどうしても手がかかります。
特に仕事が忙しい時期やお子さんの行事が多い次期などと重ならないようにもしたほうがいいですね。


3、いつがいいか(時間帯)

一日のうちで、自宅に連れてくる時間帯のことです。
これはできれば午前中~お昼が理想です。
理由は簡単!
わんちゃんが探検したり、これから生活する場所の確認をしたりするためです。
夜寝るまでの時間が長ければ長いほどいいでしょう。
初めての環境で、人も寝静まってしまう暗い夜は少なからず心細く感じるものです。
夕方やってきてすぐに夜になってしまうようでは環境に慣れる時間がなさすぎます。

でもだからといって、この初日に構いすぎるのはよくありません。
日中は十分に探検させその様子を観察する程度にして、夜は気にせず寝てしまいましょう。
夜に多少クンクンと鳴くのは予想できますが、初めのうちに心細いのは当然のことと割り切って接したほうがよいでしょう。

飼い始める前にいろいろ検討したり事前準備をしたりすることはなかなか難しいことかも知れません。いちいち先のことを考えていられないと思う人もいるでしょう。しかしペットを飼うということはその命に責任を持つということ。
自分だけで今後を予想したりいろいろと悩みあぐねいたりしないで、これから先に起こるだろうことを経験者(身近な飼い主)に聞いてみるといいでしょう。
以前飼ったことがある人も次に飼う犬が前の犬と同じように成長するわけがないのですからご注意を。

 

ペットライフ・アドバイザー 板谷智子