2026年03月10日
“しつけをするときにごほうびを使いましょう“というやり方が近頃一般的になってきました。
かくゆう、私のしつけ教室でもごほうびをいっぱい持ってきていただいてレッスンしています。
今回はこのごほうびについてお話しましょう。
みなさんがイメージしているごほうびとは何ですか?
たぶん多くの方はおやつ(食べ物)を想像されますよね。
そして太るんじゃないかと心配する方もいらっしゃるかもしれません。
でも実はおやつだけがごほうびではないんです。
ごほうびの本当の意味は『その時欲しいもの』です。
例えば、私たちは暑い日にジョギングしたらお水をがぶがぶ飲みたくなりますよね。
そんな時は“水”が欲しいものになります。
逆を返せばのどが渇いていない時(さっき飲んだばかり)には水は欲しくありません。
また、食べ物だけでなくその子が大好きなおもちゃや行為もごほうびになります。
またまた例ですが、お父さんが帰宅したときにわんちゃんが玄関まで走ってやってきて、うれしくて飛びつくとお父さんもうれしくなって撫でてあげるとします。
わんちゃんは撫でてもらうことがごほうびになるのでいつも飛びつくようになるでしょう。
ちょっと、わかっていただけましたか?
ちなみにいつもは美味しそうに食べているおやつでも玄関のチャイムが鳴った時は食べないんです、という場合は“チャイムが鳴った時”にはそのおやつは本当の意味でごほうびにはなっていないということになります。
さて、しつけやレッスンの時のごほうびはおやつを使うことが多くなります。
その理由は食べてすぐになくなる食べもののほうがレッスンの最中は集中できるためです。
もちろんたいていのわんちゃんは食べ物が好きなのでごほうびになりやすいですね。
ただおやつを使うと太ってしまうのではと心配したり、おやつがないとできなくなるのではと不安になったりする方もいらっしゃいますよね。もちろん使い方によってはどちらも懸念されることなので要注意です。
太ってしまうのでは…
与えすぎれば当然太ります。
与えすぎないことが第一条件です。
おうちの中でトレーニングする場合は主食のドライフードでもいいでしょう。
お野菜が好きな子にはヘルシーな根菜などがおススメです。
”タダ”で食べさせずにしつけのときや目的の行動をしたときにご褒美として使うようにすることも有効ですね。
犬は本来、野生の動物だった先祖のころ、食べられるときに食べておく習性がありましたがペットとしての犬は自分で狩りをするわけではないので(拾い食いや盗み食いの問題はさておき)、食べ物は飼い主が与えています。
ということは、わんちゃんの食餌管理および体重管理は飼い主さん次第ということ!
おねだりに負けない厳しい愛情と種類豊富な犬用おやつを見極めて、上手に使っていきましょう。
おやつがないと何もできなくなる…
おやつを与えるときのコツを知れば全く問題はありません。
おやつがないと何もしなくなるのはおやつを見せびらかして何かをさせようとするからです。
確かにこの方法は新しいことを教えるときや難しいことにチャレンジするときにはよく使います。
ただし見せびらかしてばかりではいけません。
“ごほうび”とはうまくできたときにもらえるものでなければならないからです。
つまり、ごほうびであるおやつは後から出てくるように練習するのです。
そしてここで重要なのは声に出してほめること。
褒め言葉とごほうびのタイミングが上手にトレーニングするための大きなポイントになります。
私のしつけ教室ではこの部分のレッスンもおこなってます。
ちなみに、ごほうびは新しいことを教えるときや難しいことにチャレンジするときにはたくさん使いますが、うまくできるようになったことには“少し”または“たまに”にしていきます。
ここで間違いやすいのは“ゼロに”することはないということ。
たしかにごほうびが永遠にないとなればやる気が失せてしまうことは当然のことでしょう。

