2026年03月16日
わんちゃん、猫ちゃんに与えてはいけない禁忌食として一番認知度が高いのがネギ類ではないでしょうか。今回はネギ類の毒性についてお話ししたいと思います。
人にとって玉ねぎは血液をサラサラにしてくれることで心筋梗塞や脳梗塞予防になったり、中性脂肪を下げてくれたりと恩恵の多い食材となっています。
長ネギも風邪に効くなど言われていますね。
一時期はニンニクをわんちゃん、猫ちゃんに与えるとノミ除けとして有効と言われたこともあったそうです(※現在は効果がないというのが定説です!)
ネギ類の香味と関係するジアリルプロピルジスルファイドやアリルプロピルジスルファイドなどが毒性を示すといわれています。
これらの物質が赤血球中のヘモグロビンを酸化し、赤血球がダメージを受けることで「ハインツ小体」が赤血球内に形成されます。赤血球が破壊され、貧血や血色素尿(ただの血尿とは異なり、かなり真っ赤な尿です)を引き起こしてしまいます。
わんちゃん、猫ちゃん以外でも牛、馬、ウサギ、ヒツジで同様の反応が起こるそうです。
どのくらい食べたら毒性を示すかについては個体差がありますが、玉ねぎ5~10g/体重㎏で、ニンニクでは5g/体重㎏でハインツ小体性貧血が起こったようです。
猫ちゃんや柴犬・秋田犬ではもっと少量でも発症する恐れがあります。
通常発症までは1~数日かかることが多いです。元気がなく、下痢嘔吐の消化器症状、発熱などが初めに見られます。食べた量が多いと血色素尿や貧血が後から見られます。
肝臓の機能低下や黄疸も起こすことがあります。
しかしながら特効薬が無く、食べてすぐなら吐かせることができますが時間が経ってしまって前述の症状がみられるようだと対症療法しかできません。
重度の貧血では輸血が必要になることがあります。
一番は食べさせないことが大事です!
特に玉ねぎは調理すると溶け込んでしまい、煮汁のほうに毒性物質が溶出してしまうことからうっかり食べてしまったときに摂取量がわかりにくいです。
玉ねぎ、長ネギ、ニラ、ニンニク、ワケギ、らっきょうの入った食品には注意しましょう!

